代理出産の種類って何があるの?(Types of Surrogacy)

代理出産には、大きく分けると2つの種類があります。

①ご夫婦の受精卵を移植する(コースA、コースB)

意図された親(夫婦)の「卵子と精子」を用いて体外受精(IVF)を行い、受精卵を代理母の子宮に移植します。子供はご夫婦の両方の遺伝子を持つことになりますので、父親と母親が生物学的に親となります。この方法は、ご夫婦が自身の遺伝を持つ子供を望む場合に選ばれます。

Aコースでは日本で受精卵を作成し、ジョージアへ送ることが可能です。ただし、協力していただけるクリニックを探す必要があります。

・一部のクリニックでは、受精卵の院外持ち出しを禁止している場合や、海外輸送に必要な複雑な手続きを避けたいと考える場合があります。そのため、事前にクリニックと十分に相談し、条件や手続きについて確認されることをお勧めします。

②ドナーを使った受精卵を移植する(Cコース)

・夫婦のどちらかが卵子や精子を提供できない場合、ドナーの卵子や精子を使って受精卵を作り、それを代理母の子宮に移植します。例えば、卵子ドナーを利用する場合、父親(夫)の精子とドナーの卵子を体外受精させた受精卵を代理母に移植します。逆に、精子ドナーを利用する場合は、母親(妻)の卵子とドナーの精子を使います。遺伝的には、子供は意図された親の片方とドナーの遺伝子を持つことになります。

ドナーを使用して海外で受精卵を作成する場合、最も多いのはドナー卵子を用いるケースです。

ご主人様が渡航し、新鮮な精子を使ってドナー卵子と受精させる方法が成功の近道と言われています。ただし、現在では冷凍精子や冷凍卵子の技術が発達しており、冷凍状態のもの同士を解凍して使用した場合でも、十分に妊娠が可能です。

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